こんにちは、けっこう人見知りのNaraoです。
忘年会、同窓会、立食パーティーなど人が大勢集まる場所で、どう周りの人に接していいのかわからないことってありませんか?
根っからの陽キャの人は別として人見知りや、人にどうも話しかけにくいことってあると思います。
逆に、自分はそんなつもりはなくても「話しかけにくい人」になっていることがあるかもしれません。
今日は、そんな「話しかけにくい人」とはどんな人なのか、そしてそうならないために何をしておくとよいのか、を教えてくれる本の紹介とそこから学んだことを書いてみました。
有川真由美著「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」(PHP研究所)
ざっくり言って、この本では、
・話しかけにくい人の正体とは何か?
・そうならないためにどうすればよいか?
がわかります。
「話しかけたくなる人」と「ならない人」の違いは、実はちょっとした表情や言葉、リアクションなどの違いです。
そのために陰キャが陽キャになる努力などは必要なくて、たとえ口下手であっても、ちょっとした行動を変えるだけで、誰でも「話しかけたくなる人」になることができる、と著者はいいます。
「話しかけたくなる人」は人生で得をします。
そんな話しかけたくなる人になるには、何に気をつければ良いのかを紹介してくれています。
著者について
著者は有川真由美(ありかわ・まゆみ)さん。
作家や写真家、化粧品会社、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など多くの職業を経験し、それらの経験を生かして現在は書籍や雑誌などで執筆活動をされています。
「話しかけかけられる人」になることメリット
話しかけられる人には多くのメリットがあります。
たとえば、、、
①情報が集まる
②チャンスが集まる
③仲間が増える
④居場所ができる
⑤評価がたかまる
⑥自己肯定感が増す
などなど。
話しかけられるので、話しかけられない人と比べて情報が集まります。
たとえばそれがビジネスの話だったり、多くの人が知らない情報だったりするとそこへアクセスするチャンスが増えます。
そして、声をかけられやすい人はそれだけ話ができる人が増えるので仲間ができやすくなります。
仲間が多くなるとそれだけ自分の居場所が増えます。
多くの人に認知されることで話題にされることも多くなり、仮に「知られていない人」と大きな実力差がなくても、高く評価される可能性がでてきます。
そして、チャンス、仲間、居場所、やりがいによって充実感が増し、自己肯定感が増すことが考えられます。
話しかけられない人の特徴
逆に話しかけられない、とか話しかけにくい人がいます。
「話しかけないでくれオーラ」や、「なんだか怖そうな人」を診たことや経験したことはありませんか?
・「話しかけないでオーラ」の正体
僕自身、たまに「話しかけないでオーラが出てた」と言われたことがあるのでわかります。
もちろん自分ではそんなつもりはありません。
この、「話しかけないでオーラ」の正体、それは
「目線」。
なるほど確かにそうかも!と腑に落ちました。
「何か作業をしている人」は、「意識が自分のことに集中」していて周りの人に意識は向いていません。
周りとのコミュニケーションが苦手なみなさん、ついついやっていませんか?
誰も声をかけてくれないのでついスマホを見てしまう。
↓
周りの人から見れば、「スマホを見て何か集中してるから声かけるの辞めよう」
↓
結局、独りぼっち
・なんだか怖そうな人の正体
これもなんとなくわかります。実際に話してみるとそうでもないのに、立っている雰囲気がなんだか怖そうで話しかけづらい人。
そんな「怖そうな人」の正体は
「無表情」。
見た目の問題ではないんです。
楽しんでいるのか怒っているのか、表情から感情がわからない人に対してこちらから声をかけようとはなかなか思いませんよね。
「話しかけられる人」になるために
人の印象はちょっとしたことで変わります。
それはよくも悪くも。
誰もから話しかけられる人になるために以下の力を身につけておくとよいと著者は言います。
①感情力を身につける
相手との会話は、事柄よりも「感情」に寄り添うことが大切。
コミュニケーションとは「情報の交換」ではなく「感情の交換」だと考えましょう。
例えば、話しかけられたら忙しくても相手の顔を見て返事する。そして2つのフレーズで返す。
例えば、
「天気がいいですよね」→「そうですね」となるとそこで会話終了。
「天気がいいですよね」→「そうですね。こんなに天気がいいと出かけたくなりますね。」
と2つめのフレーズを付け足すと話が広がります。
事柄にフォーカスするのではなく、話している人の感情に寄り添うことができればその人は好印象を持ってくれると著者はいいます。
逆に、自分が人に話すときは「感情」を伝えることを意識しましょう。
人に伝える時にも経験や事柄そのものよりも感情を伝える方が相手に伝わります。
②丁寧力を身につける
この本では、おだやかさは最強と書いてありました。
相手に好印象を持たれるコツは、丁寧で穏やかでポジティブ丁寧でおだやかな言葉をゆっくり話すこと。
これを読んですぐに思い出したのが最近テレビでよく見かける芸人のティモンデイ高岸さん。(写真右)
彼はなぜ人気があるのか?なぜなんとなく好感が持てるのか?
「いつも丁寧で穏やかでポジティブな発言をしているから」と考えると納得いきませんか?
③肯定力を身につける
絶対に相手を否定・批判しないこと。
否定されると人間がうまくいかないことは、多くの人が経験で学んでいるのでないでしょうか。
考えが違う相手でも、相手を直接的に否定するのではなく、言い換えを使います。
同意できない内容でも、決して相手に同意するわけではなく、否定をせずに丁寧に言い換えることはできます。
それだけで相手は、話を聞いてもらったということに満足して悪い印象にならない可能性が高まります。
意外と大事にしないといけないもの
感情を伝えるコミュニケーションが大切と書いてきましたが、それ以外にもいくつか大切なものがあります。
TPOに合わせた服装と髪型
TPOに合わせた清潔感がある服装は相手に安心感を与えます。
個性を主張しすぎて、人を遠ざけないように注意しましょう。
人によって態度をかえない
年齢の違いや、身分や容姿に関係なく誰に対しても同じ対応をすること。人によって態度を変えない姿は安心感をあたえます。
誰に対しても丁寧な対応と聞いて思い浮かべるのは、USEN社長の宇野康秀さんです。
もちろん実際にお会いしたことは無いのですが、その昔「ヒルズ族」ともてはやされたメディアで取り上げられたIT企業の社長たちの中で、とりわけ「低姿勢」だったのを思い出しました。
事業の立て直しにとても苦労した社長にも関わらず、おだやかでテレビ局のADさんや入社1年目の従業員に対しても敬語で丁寧に対応している様子が、ホ○エモンさんとは対照的で好印象だったことを思い出しました。
人によって態度を変える姿を、もし横で見ていたら何を感じるでしょう?
「強く言える人に対しては強く出て、言えない人にはヘコヘコする」人間に好感をもったり尊敬できるでしょうか?
まとめ
今日は「なぜか話しかけたくなる人、ならない人」という本から学んだことをご紹介しました。
本の紹介欄に書かれていましたが、「話しかけたくなる人」というのは、あたたかい雰囲気があって、一緒にいて心地よく、同性からも異性からも好かれる人。
話しかけたくなる人にはいろんな情報が集まり周りにいろんな人が集まるなど、人生をプラスにしてくれるチャンスがたくさん転がってきます。
気持ちの良いコミニケーションと良い人間関係を作るためにも心得ておきたいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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