もうすぐ節分です。
このころになるとコンビニでは「恵方巻き」ののぼりが立ち並び、
今年の恵方は「○○○」と方角が表示されています。
今年、2020年の恵方は「西南西」です。
毎年変わるこの『恵方』はいったい誰がどうやって決めているのでしょうか?
今日は『恵方』の種類や決め方について書いてみました。
これを読めば、毎年の「恵方」を暗唱することも可能です。
(覚え方に工夫は必要ですが)
また、数年後の恵方を人に言うことができます。
きっと驚かれるか、もしくは引かれます(笑)
では行ってみましょう。
まず『恵方』とは?
恵方とは、その年の福を司る「歳徳神(としとくじん、とんどさん)」という『神様』がいる方角です。
その方角に向かって事を行うと「吉」となる、と言われています。
恵方は既に決まっている
いきなり結論ですが、
実は恵方にはサイクルがあり「毎年の恵方はすでに決まっている」というのが答えです。
ですから、占いのように「こんなんでました」と毎年誰かがきめているのではありません。
ただ、その起源や仕組みを理解しようと思うと中国古代の思想だとか、陰陽五行説だとか干支、十支とか複雑なことを理解しなければいけません。
実は恵方はたったの4種類
恵方は、北や南のようにシンプルな方角ではありません。
南南東とか北北西など、いつも「ちょっと斜め」です。
ところが、
恵方はたった4種類しかありません。
東西南北の各方面にそれぞれ1種類だけです。
①東 → 東北東
②西 → 西南西
③南 → 南南東
④北 → 北北西
この4種類だけしかなく、恵方はこの4方位が一定の規則性で割り当てられています。
完全に1周するのは5年です。
なので「同じ恵方は5年後にやってきます」
2020年は「西南西」です。
ということは2025年も「西南西」となります。
恵方の規則性
先ほども書いた通り、仕組みを理解しようと思うと中国古代の思想だとか、陰陽五行説だとか干支、十二支とか複雑なことを理解しなければいけないのですが、もっと簡単な方法として、
「西暦の下1桁の数字に着目した早見表」があります。
西暦の1桁目の数字 | 恵方 | |
① | 4,9 | 東北東 |
② | 0,5 | 西南西 |
③ | 1,3,6,8 | 南南東 |
④ | 2,7 | 北北西 |
これさえ覚えてしまえば過去の恵方も未来の恵方もわかります!
恵方の覚え方
このように方角と西暦の1桁の組み合わせを覚えれば、毎年の恵方を覚えることができます。
覚え方はひとそれぞれですが、今回は僕の覚え方をご紹介します。
各方角をすぐに覚えらえればいいのですが、
僕の場合、上から「東→西→南→北」の順に並べて、方位をローマ字にして覚えました。
リズムができて覚えやすく感じました。
①東北東 → tht(PHP(プログラミング言語)みたいな響き)
②西南西 → sns(TwitterとかのSNS)
③南南東 → nnt(NTTみたいな響き)
④北北西 → hhs(HIS(旅行会社)みたいな響き)
方角をローマ字の記号で覚えたら
あとは西暦の1桁の数字のグループだけを覚えてしまいます。
①東(tht)→49
②西(sns)→05
③南(nnt)→1368
④北(hhs)→27
この数字の関係性にもヒントがあります。
それぞれの数字は「5」の差があります。
①4と9
②0と5
③1と6、3と8
④2と7
恵方当てテスト問題
これで過去の恵方もこれからの恵方もわかりますね。
では、練習問題です。
1635年の恵方は? →西暦の1桁が5 → sns →西南西
1998年の恵方は? →西暦の1桁が8 → nnt →南南東
2019年の恵方は? →西暦の1桁が9 → tht →東北東
2027年の恵方は? →西暦の1桁が7 → hhs →北北西
まとめ
今日は節分にちなんで、恵方の決まり方について書いてみました。
恵方は、占いのように毎年誰かが決めているのではなくて、昔から決められている規則性で繰り返しているんですね。
ちなみに、かつて初詣は自宅から見て恵方の方角の寺社に参る習慣があったそうです。
今年の恵方に向かって幸せを願いましょう!みんなが幸せになれますように!
最後までお読みいただきありがとうございました。
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