2020年成人の日はいつ?法改正で18歳で成人になると成人式はどうなるの?

日記・雑記

もうすぐ「成人の日」ですね。

2020年は1月13日(月)です。

そして「成人の日」と言えば「成人式」。

毎年成人の日には、全国各地の成人式の様子、たとえば着物姿の女性や、暴れる新成人たち(笑)が報道されています。

また、2022年4月1日に「民法の一部を改正する法律」が施行され、これまで20歳だった成人の年齢が18歳に引き下げられます。

そこで今日は、成人の年齢が18歳になった場合の「成人の日」と「成人式」について調べてみました。

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まず、成人年齢の引き下げはいつから?

さきほども書いた通り、2022年4月1日から、成人の年齢が20歳から18歳へと変わります。

2022年4月1日の時点ですでに18歳以上、20歳未満の人は2022年4月1日その日に成人(成年)になります。
誕生日でいうと、2002年4月2日から2004年4月1日までに生まれた人です。

成年年齢の引下げによって18歳以上の人は、

・携帯電話を購入する
・一人暮らしのためのアパートを借りる,
・クレジットカードを作成する
・ローンを組んで自動車を購入する

こんなことが親の同意なしで行うことができます。

ただし、いままで20歳から出来たことがすべて18歳からできるようになるわけではなく、タバコや飲酒など20歳までダメなものもいくつか残ります。

成人の日は変更されるのか?

現時点で「成人の日」という祝日が他の日に変更されることはなさそうです。

成人の日は「国民の祝日に関する法律」(祝日法)により「1月の第2月曜日」と決められています。

法律が制定された1948年から1999年までは、毎年1月15日が成人の日でした。

なぜ1月15日が成人の日だったのかというと、この日が「正月の終わり」の「小正月」で、かつてはこの日に「元服の儀」という奈良時代以降の日本で成人を示すものとして行われた儀式が行われていた日だったからです。

このように、成人の日が制定された経緯を考えると、成人の年齢が20歳から18歳へ変更されたとしても、成人の日を別の日に変更する理由はないと思われます。

成人年齢が18歳になると成人式も18歳になるのか?

2022年4月以降、成人年齢が18歳になると成人式はどうなるのか?

気になるところですが、成人式が行われる年齢は変更されるとは限りません

成人式は自治体により運営されています

その時期や在り方については法律による決まりはなく、各自治体の判断で実施されています。

多くの自治体では、1月の成人の日前後に20歳の人を対象に実施していますが、成人の年齢が18歳になったことで成人式の年齢も18歳とした場合、高校3年生の1月という受験シーズンにあたることや、法改正の年度の2022年度は18歳、19歳、20歳の人に対して同時に実施するのか?などといった問題が指摘されています。(参考:法務省HP

これらの理由から、成人年齢が18歳になっても、多くの自治体でこれまでどおり「成人式は20歳のまま」ということが予想されます。

2020年1月15追記:今のところ、 伊賀市だけは18歳で成人式の開催を決めた

すでに「成人式は20歳のまま」と宣言している自治体もあり

法改正前の現時点ですでに、成人式の年齢を20歳のままと宣言している市町村もあります。

たとえば大阪府豊中市ではHPにこのように記載されています。

民法改正により、令和4年(2022年)4月から成人年齢が18歳に引き下げられることとなりましたが、豊中市では受験勉強や大学入試など進路への影響、18歳と20歳の義務と権利の差異などを勘案し、これまで通り成人式を実施する年度に20歳となる人を対象に実施します。

大阪府豊中市

また、こんなニュース記事もありました。

山梨の全市「20歳成人式」継続 「18歳は受験など負担」
2019.7.9
山梨県内全13市の市長でつくる県市長会(会長・堀内富久都留市長)は9日、改正民法の施行で成年年齢が20歳から18歳に引き下げられる令和4年4月以降も成人式の対象を引き続き20歳とすると申し合わせた。
 20歳成人式の継続を決めた自治体が全国で相次いでいるが、都道府県単位で市が足並みをそろえるのは初めてとみられる。
 市長会は「対象を18歳とした場合、大学受験や就職準備を控える時期であり、負担が大きい」としたほか、3月に内閣府が発表した世論調査で、若者の約7割が成人式は20歳が好ましいと回答したことを理由に挙げている。

産経ニュース

ただし、お盆に成人式を行う市町村では変更する可能性も

成人式が行われるのは1月の成人の日というイメージが強いですが、実は地方や自治体によって違いがあります。

新潟県や福島県などでは「雪が積る」とか「帰省しやすいから」という理由でお盆に成人式を行う市町村があります。

参考:新潟県「平成31(2019)年度成人式実施予定

このような市町村では、受験時期にあまり関係ないので、もしかしたら成人式の年齢を18歳に変更するかもしれません。

まとめ

今日は、2020年の成人の日と、成人の年齢が18歳に変更されたら成人の日はどうなるのかについて調べてみました。

予想も含めてまとめてみると、

  • 2020年の成人の日は1月13日(月)
  • 成人の日は変更されない
  • 2022年4月から成人の年齢が18歳に変更されても成人式の年齢は20歳のままの自治体が多い。

こんな感じです。これまで何十年と変わらなかった法律が変わると社会に対する影響が大きいですね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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