新型コロナウイルスでSTAYHOME(外出自粛)となっても太陽は浴びた方が良い理由

生活とお金など

新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況で、先日7都府県に非常事態宣言が出されました。

最初に要請されたのが、「外出自粛」ですが、これまでも学校が休みになっていたこともあり、すでに外出を自粛してきた人も多いのではないでしょうか?

今日は、そんな外出自粛の中でも、太陽の光を浴びた方が良い理由について書いてみました。

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どれだけ外出を自粛すれば感染の拡大しないのか?

外出を自粛するとき、いったいどれだけ自粛すれば感染が広がらないのか?なぜ政府は8割の自粛を要請したのか?

こんなことを思ったことはありませんか?

今回の外出自粛の目的は、会う人数を減らすことで感染の拡大を防ぐことです。

どれだけ会う人数を減らせば感染拡大が防げるのか?を知る、つまり、どれだけ外出を自粛すればいいのかを知るために、1人の新型コロナウイルス感染者が、他の人に感染させる力=R0:基本再生算数を知ることにヒントがあります。

2020年1月26日のyahooニュースの「新型コロナウイルス感染症の「感染力」はどれくらい強いのか」という記事の中では基本再生算数は1.4-2.5と暫定試算されていました。

感染者が他の人に感染させる力 =R0:基本再生算数

R0<1 R0が1より小さい場合、感染症は終息していく
R0=1 R0が1の場合、突発的な流行は起きないが終息もしない
R0>1 R0が1より大きい場合、突発的な流行や感染拡大の恐れがある

新型コロナウイルスの推定R0は条件によって大きく変わる

今回の新型コロナウイルスについては、まだ正確な情報がわかっていない部分もあり、伝えられ方にも幅があります。

  • 2020年3月26日時点の全体的な推定値:R0=2~3
  • 中国・武漢で流行し始めた当初の推定最大値R0=3.86
  • 都市封鎖後の武漢の推定値:R0=0.32からR0=1.58

参考:ニュースサイトAFPの記事より

R0が2.5なら、計算上は6割より多く削減できれば終息可能

R0が2.5とした場合、R0<1にするためには、0.4倍すればちょうど1になります。(2.5×0.4=1)

ということは、計算上は0.6(60%)よりも多く人との接触を減らせば感染拡大はしないということになります。ただしあくまでも計算上の数字なので必ずしもこの通りになるわけではありません。

今回の政府の外出自粛で「8割削減」というアナウンスは、自粛しない人たちのこともふまえて机上の計算よりもやや多めに伝えていることになります。

外出自粛でも太陽を浴びた方が良い理由

ところで、外出を自粛するからといってずっと家いるのは良いことでしょうか?
人間の身体のためには、実は家に引きこもることは身体にとって良くありません。

その理由を2点あげます。

①ずっと家にいることによるストレスは免疫力を下げる

免疫力とは、体内に侵入したウイルスや最近などの異物を排除する力のことです。
身体を守る「免疫システム」は自律神経の支配を受けています。

以下は、神奈川産業保健総合支援センターからの引用です。
自律神経が活発な状態では交感神経が優位になり顆粒球の比率が上昇、穏やかな状態では副交感神経が優位となりリンパ球の比率が上昇します。
ストレスが過度になれば自律神経のバランスが崩れ自律神経失調症や心身症、神経症といった心理的・身体的症状があらわれるようになります。
(中略)
私たちが持続的な強いストレスを受けると、脳からストレスに反応してステロイドホルモンや神経伝達物質が分泌され、白血球中のリンパ球や細胞の働きを低下させます。

神奈川産業保健総合支援センターのホームページ

このように、外出自粛だからといって1日中家にいると高いストレス状態になり、免疫力を低下させる可能性があります。

外の空気を吸うとそれだけで気分がリフレッシュできます。
外出自粛期間でも、ときどき外に出て太陽の光を浴びながら新鮮な空気を吸いましょう

②太陽の光を浴びないとビタミンDの合成が進まなくなり骨粗鬆症のリスクが増大する

ビタミンDは骨をカルシウムやリンの吸収率を高めるビタミンです。
カルシウムを骨や歯にしっかりと沈着させる役割があります。
カルシウムの定着により骨密度を高めて骨の成長を促すのですが、これが不足すると年齢が高い人ほど骨粗鬆症につながるリスクが高くなります。
また、高齢の人だけでなく、妊娠中や授乳期の女性にも、おなかの子供の成長に不可欠なビタミンです。
さらに、ビタミンDは発がん抑制や免疫調整に関わっている可能性があり、研究が進められています。

ビタミンDを含む食べ物を食べて太陽の光を浴びよう

ビタミンDは食べ物から摂取しますが、その含有量が多い食材の例として下記のものがあげられます。

・紅鮭
・白きくらげ
・干ししいたけ

おまけ情報:Amazonkindleアンリミテッドなら、上記の「栄養学の基本がまるごとわかる事典」が無料で読めます。

まとめ

今日は新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が続く中で、家に引きこもってしまわずに、太陽の光を浴びましょう、という話でした。

要点をまとめると、

  • 家に引きこもった生活はストレスを高める
  • 過度なストレスは自律神経の働きを乱し、免疫力を低下させる。
  • 太陽の光を浴びることは、ビタミンDの吸収を良くする。
  • ビタミンDは骨の成長や免疫力を高める

ということになります。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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