箱根駅伝なんて何がおもしろいとか思ってない?ジョギングしてわかった素人目線で見た箱根駅伝の面白さ

日記・雑記

こんにちはNaraoです。

お正月の風物詩といえは箱根駅伝です。
そしてもうすぐ箱根駅伝の予選会の季節です。

子供のころ、お正月になると父親がずっとテレビで見ていたのを記憶していますが、ただずっと走っている姿が映っているだけで「何が楽しいのかな?」くらいに思っていました。

そんな感じで、数年前までは箱根駅伝なんてぜんぜん興味ありませんでした。

来年の箱根駅伝は無観客で開催へ 09月21日
コロナ渦でさまざまなスポーツイベントが中止される中、次回2021年の箱根駅伝は1月2日から3日にかけて無観客で開催されることが決まりました。
正月恒例の「箱根駅伝」について、主催する関東学生陸上競技連盟は、来年の大会を無観客で開催することを明らかにしました。

NHK NEWSWEB

これまであまり興味がなかった箱根駅伝ですが、ジョギングをするようになってはじめて、陸上選手のすごさを感じるようになりました

今なら言えます。「陸上選手ってすげー!

今日は箱根駅伝に興味を持った素人が素人なりの目線で思う箱根駅伝のの面白さについて書いてみます。

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ジョギングをしたことがある人にはわかるあの驚異の速さ

写真引用:読売新聞より

マラソンなんかの中継を見ていると、ときどき沿道でランナーについていこうと走っている人を見かけることがあります。

ところがぜんぜん追いつかず、すぐにテレビのフレームから消えていきます。

箱根駅伝では、片道を5区にわけて往復で10区を走りますが、1区間の距離は平均すると20キロくらいあります。

駅伝選手は20キロという長距離をたったの1時間程度でぶっ飛ばします。

平均すると1キロの距離をたったの3分で、それを1時間も走り続けるんです。

このすごさを理解するには全力疾走してみることです。

足は上がらないし思っているようなスピードも出ないし、頭の中のスピードと体が全然一致していないことがわかります。

テレビで全国放送してても箱根駅伝は関東のローカル大会

昔は「箱根駅伝って関西の大学の名前聞かないよな」と思っていました。

テレビで全国放送されているのでてっきり全国の大会だと思っていました。

箱根駅伝の正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」といいます。
つまり箱根駅伝は関東のローカル大会」です。

ちなみに「箱根駅伝」は読売新聞社の登録商標です。

関東学生陸上連盟に加盟している大学の大会なので、関西はもちろん、関東以外の大学が出場しないのは当然です。

10月に開催される予選会にドラマあり

テレビで放送される箱根駅伝は出場校が決まった状態です。

でも本当におもしろいのは、出場校21校のうち10校を決める「予選会」です。

箱根駅伝の出場21校の構成は次の通りです。

①シード校(10校) – 前回大会で総合順位10位以内
②予選会通過校(10校) – 予選会での成績上位10校(5年ごとの記念大会では11校)
③関東学生連合チーム(1チーム)

つまり、予選会では10校の枠を巡って争います

箱根駅伝予選会での上位校の決め方がドラマを生む

箱根駅伝予選会での予選通過校の選考方法です。

①各校から10人~12人の選手が走ります。
②選手は1人で21・0975キロ、ハーフマラソンの距離を走ります。
③予選会を通過するのは各校「上位10人の合計タイム」の上位10校です。

もしも合計タイムが同じだった場合は、上位10人の「合計順位が少ない方」が上位になります。さらにそれも並んだ場合は、「各校の最上位者」の学校が上位となるようになっています。

もし、1人だけズバ抜けて早いランナーがいても他のランナーがそれほどでもなければ合計タイムは稼げません

それぞれの選手が自分のベストを尽くしたタイムの合計が箱根駅伝出場の命運をわけることになります。

これは2019年の予選会の結果です。

1位 東京国際大 10時間47分29秒
2位 神奈川大  10時間50分55秒
3位 日体大   10時間51分9秒
4位 明治大   10時間51分42秒
5位 創価大   10時間51分43秒
6位 筑波大   10時間53分18秒
7位 日大    10時間54分29秒
8位 国士舘大  10時間55分21秒
9位 早稲田大  10時間55分26秒
10位 中央大   10時間56分46秒

11位 麗澤大   10時間57分12秒(予選落ち)

11位だった麗澤大のタイムは、10位とわずか26秒差です!
この26秒の違いで中央大は箱根駅伝に出場し、麗澤大学は出場することができませんでした。ちなみに麗澤大学はその前年2018年も12位で箱根駅伝出場の夢はかないませんでした。

この、予選会の順位発表が一番ドラマチックです

昨年の予選会の動画がありました。

なお、2020年の予選会は10月17日(土)に行われますが、コロナの影響で予選会のコースも変更され、無観客で行われることになりました

箱根駅伝予選会は陸自駐屯地周回、無観客で最終調整 2020年7月7日
来年1月2、3日に開催される東京箱根間往復大学駅伝の予選会(10月17日)について、関東学生陸上競技連盟が今年はコースを変更し、それに伴う無観客の開催で最終調整に入ったことが6日、関係者の話で分かった。新型コロナウイルスの感染予防を最優先にするための措置。東京・立川市の陸上自衛隊立川駐屯地(1周約3・3キロ)を周回するコースとなる。

日刊スポーツ

踏切で電車が止まる「逆踏切」

写真引用:wikipwdiaより

箱根駅伝のコースとしては、海沿いのコースであったり、急な登りなどが注目されますが、素人目線で面白かったのは「踏切」です。

小田原中継所からスタートする第5区では、コースの途中の小涌園という場所に「箱根登山鉄道鉄道線」の小涌谷踏切があります。

箱根駅伝のコース上唯一の踏切となる小涌谷踏切では、選手が通過する時間帯に箱根登山鉄道の係員が待機し、選手が通過する時には、電車を踏切手前で停止させるという「逆踏切」の措置が取られています。

もしかしたら箱根駅伝が全国大会になるかも

箱根駅伝を主宰する関東学連(関東学生陸上競技連盟)では、2024年に迎える箱根駅伝100回記念大会を全国化することも検討されているといいますが、現時点ではまだ何も決まっていないようです。

全国大会になれば全国の大学が参加できる大会になって、箱根駅伝に対する関心度はさらに高まるかもしれませんが、予選会はどうなるのか想像もつきません。

「箱根駅伝」全国大会化は是か非か?監督らが大激論

箱根駅伝を楽しむため事前に見ておくと良い本と映画

箱根駅伝を楽しむためにオススメの本があります。
それは、三浦しをん(著)「風が強く吹いている」という本です。
2009/6/27に発行された古い本ですが、箱根駅伝を題材にした青春小説です。

Bitly

「箱根駅伝を走りたい――そんな灰二の想いが、天才ランナー走と出会って動き出す。「駅伝」って何? 走るってどういうことなんだ? 十人の個性あふれるメンバーが、長距離を走ること(=生きること)に夢中で突き進む。自分の限界に挑戦し、ゴールを目指して襷を繋ぐことで、仲間と繋がっていく……風を感じて、走れ!

Amazonより

また、この本が原作になっている同名の映画「風が強く吹いてくる」も箱根駅伝を知るための参考になります。(感動するかどうかは別として)

https://amzn.to/3kCSUzm

Amazonプライムビデオで観れます。

まとめ

今日は、もうすぐ予選会が行われるお正月の風物詩、「箱根駅伝」について、素人目線で楽しみ方をご紹介しました。

陸上や箱根駅伝に詳しい人からすると間違った視点かもしれませんが、僕にとっては予選会こそが一番ドラマチックだと感じました

そして予選会を勝ち抜いてきたチームが、本戦でシード校にどう食らいついていくのか、来年の箱根駅伝も楽しみです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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